青空が澄み渡る秋晴れの10月28日、福井本社にて、3年ぶりとなる避難訓練を実施しました。

午前10時半、全館に火災報知器と非常ベルが鳴り響き、訓練が開始されました。
 
今回は、2階給湯室から出火した想定です。
火元に近い裏階段は、煙が充満している可能性が考えられるため、表階段から正面玄関を通っての避難となりました。
 

何とか外に逃げ出した後は、逃げ遅れた社員がいないかの点呼を取ります。

全員の無事が確認できた後、訓練のためにご足労いただいた消防署の方から、消火器使用の手ほどきを受け、実際に何人かの社員が、水消火器を使っての消火活動を行いました。
 

 
女性の方など、重くて消火器の噴射レバーが握れない場合は、消火器を地面に置いてレバーを押しつけるようにしても良いそうです。

消火訓練のあとは、全員が食堂に集まり、消防署の方から、基本的な注意点や本日の総括をお話しいただきました。

大事なのは、「初期消火・避難誘導・通報」を、できるだけ早く安全に行うことだそうです。

その後、前回は実施できなかった、救助袋の使用訓練も行いました。
4階ベランダに設置されている救助袋ですが、社員のほとんどが見たことも触ったこともなく、これではいざというときに役立ちません。
 
設備業者の方の説明を受けながら、実際に何人かの社員が、袋を使って4階から地表まで降りてみました。
 

  
袋を設置する前と後を下から見た比較、そして、人が降りてくるところはこんな感じです。
袋の中は螺旋状になっているとはいえ、なかなかのスリルだと思われますが、非常時にも脱出手段があるということは、とても心強く感じられます。

以上、2022年度の避難訓練の模様でした。
訓練を経験したか否かは、生死に関わってくる重要なことです。もしものときには慌てず対応できるよう、常に心がけておきたいものです。